掛布のサイン会へ行った話

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2022年7月1日

掛布雅之。背番号31ミスタータイガース。習志野高校出身。当時の阪神ファンには憧れの存在。

掛布のマネして帽子のツバを真ん中で折ってね。やり過ぎて「パキッ」ってなっておかんに怒られたことある(-_-;)

掛布の出身やから習志野が甲子園でてきたらすげえ応援してまう。大人になってからやけど甲子園で聴いた生の習志野ブラバン応援凄い!圧倒!最高すぎる(^^)

そんな大好きな掛布選手が下松の体育館に来たわけです。物産展?かなんかでスポーツ店が呼んだのかなぁ?わからんけど。

サイン会があるって聞いて。土曜日やった気がする。学校から帰ってきたらおかんに「掛布のサイン会やっとるみたいよ」って聞いて、「行く行くイクイク行くー!」ちゅうて。

もうなんも考えられへん。なんも見えへん。ランドセルほっぽり投げて近くの文房具屋さんに色紙買いに行って体育館へ猛ダッシュした。走って10分くらいの道のり。

体育館ついてブース探して・・・・ズラーッと長蛇の列。でも並んでね。ワクワクしかなくて。列が曲がってたから本人の姿は見えないんだけども目ぇキラキラやったと思う。

3分くらい並んだ時に列を整理してる人が放った一言

「掛布選手のサイン会はこちらですー。料金は1000円になりまーす

え?1000円?お金いんの???

無知な小学生、ただ並んでただけの小学生、せっかく並んでたのに離脱。

脱兎の如く家に戻っておかんに「1000円いるんて!ちょーだい1000円!」とせがんで伊藤博文握りしめて体育館へリターン。

よう走ったと思う。ハァハァ言いながら(あの頃は心臓ちゃんとしとったってそらそやろ(-_-;))もういっぺん並んでね。

で列の半分?くらいまできたとこでさっきの列を整理してる人が前から

「・・・25・・26・・27・・28・・・」

数えながら近づいてきて

「29・・・30」

ボクの前のおじさんが30。

「もうしわけありませーん、ここまででサイン打ち切りになりまーす」って。超残酷。

後の人達が「えええー--っ!」って絶叫。

「サイン色紙の販売を横でしておりまーす!お求めの方はー・・・」

もうね・・・・・悔しくてね・・・。子供やからなんも言えんくて。列をバラされて並んでる人の横を通ってしょうがなしに販売の方へ。

(あ、掛布や)

ジャケットきた掛布がだれか知らん人と握手してる場面を羨ましがりながら見て、その隣にドーンとあらかじめ用意してあったサイン色紙を全然知らんおばちゃんから(そらしゃあないがな)1000円で買って帰ったのよ。

サイン買えた喜びは全然なくて、ボーゼンとした顔で1000円払ったと思う。

そらね、仕事やからしゃあないと思うわ。誰が悪いわけでもなく自分が悪い。でも子供の前で「ここまでで」って切るのんは・・・・(泣)

ちゃんと準備してね、早く・・・早く並びましょう。悔しいなら早く・・・なにもわからん小学生には残酷だった話。



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