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諭吉から稲造に変わった話

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2022年10月28日

大阪で働いてる時、棚卸で箕面へ。時期は今ぐらいの頃やね。

土曜日で仕事は休み。社員総出で倉庫へ集合。

ボクは会社に社用車(バン)を取りに行き先輩二人を拾って向かった。

その日はまあまあスムーズに終わり、夕方には解散。

先輩のMさんが「家の近くでなんかイベントやっとんねん。息子と約束しとる。はよ帰ろ」と。

でまた先輩二人を乗せて社用車で帰路。

新御堂降りて東へ向かいMさんの家へ向かう。

どこやったか??高架に上がる手前で1台の車が合流しようとウインカー出してる。

古い車。時々見かけますやんか。昔の車でセダンタイプ。ドアミラーじゃなくて車の前にミラーついてるヤツ。

運転手は中年のおっちゃん。

大阪って合流する時は結構強引に入るイメージ。「止まってもらうんやない。止まらすんや」って先輩に教わったけど(笑)

ボクらの車の後ろはずーっと車がつながってる。

ボク減速してストップ(どうぞ)

おっちゃん、軽く手を挙げて入る。見れば見るほどボロい(笑)

助手席のMさんが言う。

「なんしとん・・・」なんでわざわざ入れんねん?と。

「いや、後ろだいぶ繋がってるしだいぶ待ってはったんかなと思って」

息子さんとの約束に焦ってるMさん、ちょっとイラッと「普通入れんやろ。タイミングで自分で入ってくるわ。ほんま急いどんのに」

ボク、親切心というかそれくらいええやないすか的な感じでちょっと言い返したくなって

「ああいう古い車乗ってる人、なんかええやないすか」と意味不明の返し( ̄д ̄)

そしてボロ車の後ろをユルユル走行。

これが遅い。

Mさん「遅っいのう」イライラ

「しょうがないっすよ」

「おまえがこんなん入れるからやろ」ツッコミ的な感じでパシッと頭を軽くはたかれる(笑)

するとボロ車、高架の坂を登り切る手前の東と南に分かれる分岐点で

停車

「なんや?なんでそこで・・・・どっち行くか迷うてんのか?」

後、どんどん列が長くなる。

「鳴らせ鳴らせ」と言われプップッと軽く鳴らす。

おっちゃん出てくる。こっちに向かってきて一言。

「止まってしもた」

エンストかいな!と。

後の車がプープー鳴らし始める。

とりあえず分岐の安全地帯(白い斜線のとこ)に避けんとこれ無理やでと。でも止まっとるのんおっさんどうすんねん?と。

おっちゃん「押してもらえます?」

「・・・・ええっすよ。」

ボクら三人車を降りてボロ車の後ろを押そうとしたらおっちゃんまで押そうとする。

「いやいや、あなたハンドル操作してもらわんと。ほんで今サイド引いてるんでしょ?下ろしてニュートラルにしてもらわんと押せませんやん」「あ!?あぁそうか」

軽い上り坂を3人で押す。なんとか安全地帯まで到着。

おっちゃん、申し訳なさそうにペコペコ頭下げながら「ありがとうございます。助かりました」

「あとはちょっとJAF呼んで。イケます?」「大丈夫です」

ほんじゃ、と車に戻ろうとしたらおっちゃんが「あ、ちょっとコレ・・・」

ズボンのポケットから折り畳み式のサイフだしてお金を出そうとする。

Mさん「あ~、もーそんなんヨロシヨロシ。ええですから」

おっちゃん「いや、そんなわけにいかんから・・コレ」

出した1万円札。

おっちゃん「あ」

高速入れ替え

今まで見せなかった早さで5000円札とチェンジして差し出す(後ろ向いて笑)

「いやいや、もうええですからホント」

と言って車に引き上げ、軽くプッと鳴らして現場から離脱。

10秒後

Mさん「めっちゃタイムロスや」ボクの頭パシッ

Mさん「おまえがあんなん入れるから」頭パシッ

Mさん「なんやお前、古い車乗ってる人ええやないですかって」頭パシッ

ボク無言でハンドル握り真っすぐ前だけを見て運転(汗)

・・・・

Mさん「でも、あのおっさん・・・諭吉から稲造に換えよったな。早かったよなぁ!」車内3人爆笑しながらMさんボクの頭パシッ


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