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点差というより一番苦しんだ試合の話

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2024年4月24日

ハンドやってた時の話。中学ね。

県内は負けなかった(へへへw)

でも結構ヤバかった試合が何試合かある。

1点差ゲームは全国大会に繋がる選手権決勝の通津中秋季県大会決勝の岐陽中

通津中との決勝は結構危なかったね。最後ノーマークシュートをうちのキーパーがバチンと防いで逃げ切った。

でもそんな1点差ゲームより精神的に追い込まれてキツかった試合がある(個人的な感想です(^^))

3年になる前の2月やったっけ?徳山クラブ杯ってのがあって東部だけやったかな?さすがにうろ覚え。

今はもう無くなって県庁舎になっとる場所にあった徳山体育館であってここは優勝。

で中学3年になって最初の大会は春の県大会。

当時の勢力図っちゅうとなんかエラそうで申し訳ないけど強い学校は東部に集中しとったのよ。

ボクらの代は下松、岐陽、通津が3強やった。

1つ上の先輩の時も下松、岐陽。

その上はあんまし覚えてないけど下松、桑根かね。

下松、徳山、岩国が強かった。

そんなんやからクラブ杯でまあまあ楽勝やったし春の県大会もまあイケるって楽勝ムードやったわけやね。

いつもなら岐陽中のグランドでやるんやけどね、雨降ったんだわ。

で急遽会場をって事になって、徳山商業の体育館でやることになったんよね。

ごめんなさい。

狭いねんw

下松中の持ち味は守って速攻、打たせて防いで速攻でバーンなのよ。

ハンドコートは縦40mの横20mが正規。

この体育館、壁から壁のギリギリまでとって30~35mくらいしか無かったと思う。9mラインのすぐそこがハーフやから(汗)

9mラインで攻防して、守って速攻かまそうとしたら相手がすぐ戻れる。ワラってまうくらい自陣が近いww

速攻はツブされて難しい。じゃあ普通にやるしかないかと。

で、迎えた初戦。須金中。

ブドウでお馴染み須金地区の中学校。たいへん失礼ですがハンドで須金を聞いた事なかった。体育館で見た相手メンバーも小さいし。

大会へ挑むにあたって危機感ゼロやったし、「須金やろ?」みたいな超上から目線でナメきってた。

もうね、大苦戦すんねんw

相手はうちのチームがそれまで対戦した事が無い《ズラシ》をしてくる。早い横パスでサイドへズラしていく攻め方ね。

ポコって入れられる(-_-;)

こっちは焦ってシュートが全然入らん。ロングは入らんノーマークはミスる・・。

監督は(当時O先生)「焦るなっ!」ってずーっと叫んでたなw逆効果で皆焦った(笑)

結局ね、前後半とも1点差やった。2点差で勝ったけど、こんなに気持ちが焦ったのはこの試合が1番。

その試合をですな、他の中学の先生方がネット張った舞台の上にパイプ椅子をズラーッと並べて見とるわけですわ。

その先生方の真ん中に3月で深浦中に転勤された藤井先生がドーンと座っておられて。

白い帽子、胸にボーダー入った白のポロシャツ、紺のズボン(昔体育の先生皆はいてたアレw)、黒縁メガネで腕組み(大会なので竹刀は持ってないww)

試合中、時々目に入る先生の姿。

顔というか眼がメチャ怒っとるw

試合終わって監督のO先生から「危なかった、次切り替えて行け」と言われて2試合目に備えてちょっと休憩にワラワラ~と移動するときに舞台の上から藤井先生が(ちょっと来い)の手招き。

(ヤバイ・・ヤバイ・・・)コートの横を一人小走りで藤井先生がおられる舞台の下へ

「おまえ何か今の試合は?あねーなこと教えとりゃへまーが」

怒鳴るわけやなく静かに重たい口調で言われる時の方が怖い(-_-;)もう黒縁メガネのワロてない目が(滝汗)

伝統ある下松中ハンド部がごっつ不甲斐ない試合をして我慢ならんかったのとコイツら喝入れんとアカンって思わはったんやろなと。

1点差やった試合よりも全国で負けた試合よりもとにかく焦って心が苦しかったというお話。





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