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回復を祈ってます

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2023年12月9日

先日、若い頃に大変お世話になった人のお見舞いへ。

真面目、仕事一筋。

何度か山口にも来てくださっていつも気にかけてくれてた。

某先輩から「あの人ちょっと身体悪いって聞いたけどお前知ってるか?」と。

全然知らなくて、すぐ本人に連絡してみたら癌やった。

かなり転移が進んでて医者からは「厳しい」と診断されてた。

連絡したのは昨年の暮れ。その年の夏に診断されて治療をしてるとこやと。で、その治療が身体に合ってたらしく奇跡的な回復で家の周りを散歩できるようになったと。

という事は一時的に寝たきり?と思ったけども、あまり突っ込んで聞くのもよろしくないと思い、ただただ回復を祈ってますという思いだけ伝えてね。

そんな頻繁に連絡を取る事はないので気になりながら丸一年。

出張に合わせて「顔見に行ってもええですか?」と連絡したんすわ。メールでね。もし体調悪くて入院とかになってたら会いに行くのも難しいと思って。

そしたら電話かかってきて大泣きされて。嬉しいっちゅうて。

こっちがビックリした。そんな大袈裟なと思ったけど・・・・また悪くなってんちゃうやろか?と逆に不安。

電話がね・・・言葉が出ない。聞き取りにくい。

癌はかなり落ち着いてる。戦えてると。ただその薬の影響かなにかはわからんが、あらたにパーキンソン症候群になってしまったと。

自宅療養してると聞いて「会いに行きます!」と。また泣かれた。

70をちょっと越えた歳。まだまだ若いやないすか。身体も大きな人なので想像つかんのやけど、ご自宅に向かう電車の中で癌とパーキンソン・・・う~んって。

会った。

車椅子。だいぶ痩せてる。自立歩行できない。手もスムーズに動かせない。

何より言葉がホントに・・・。ショックが大きくて。

ボクの顔見るなり顔くしゃくしゃにして泣かれて。こっちが泣きそうやのに。

言葉を聞き取るのが難しい。パーキンソン症候群はパーキンソン病とは違うのでそれ用の薬は使えないとの事。

痴呆とかは全然なく、頭の中は当時のまま。だから会話の内容は昔と変わらない。

話聞いてて、悩みがあるんやと。身体が不自由やからデイサービスを利用してる、そこに行くとお年寄りばっかりで中には痴呆の方とかね・・・その輪に入らなきゃいかんと。頭はピンシャンしてる、ただ身体が不自由なだけ。その状態でそのグループに入ってなぞなぞやったり、話をしたりっていうのが相当キツイと。

ボクの体調の事も知ってるから逆にこっちの心配をしてくださって「おまえが倒れたらアカン。しっかりせえ」と叱咤の嵐やったけどw

本当にお世話になって可愛がってもらって、今も気にかけてくれてて。

3時間くらいおったかな。最後に泣きながら「おまえは俺の子供(みたいなもん)や」って言われて、はいそんな事言っちゃダメ~・・我慢限界で泣いてしまった。

また会いに来ますと約束させてもらって帰りました。

なんとか回復してほしい。ホント祈っております!

「しっかりせえ」と叱咤され頑張らなアカンわと喝入れられたんすけどね。

帰りの電車が反対に走り出して・・いきなり電車間違えてるあたり「そういうとこやっ!」って怒られそう(-_-;)



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